神様といっしょに楽しむ夜〜薪能(たきぎのう)②

この記事は148はぴです。
早朝から降っていたどしゃ降りの雨も上がり、
午後には少し陽がさしてきたのを見て、思わずガッツポーズ。
大宮八幡宮の薪能は、雨天だと会場が高千穂大学の体育館なのです。
さすが、神様もちゃーんと考えているみたい。

開演20分前に到着した会場は、なかなかの人出。
やはり年配の方たちが多いですが、家族連れや若い女性もちらほら。
今回痛感したのは、5月の夜はかなり寒いこと!あたたかくして出かけましょう。
あと、休憩中のトイレは大混雑。できるだけ直前にすませておくことをオススメします。

夕闇せまる空と豊かな緑をバックにした特設能舞台で、まず行われるのは「火入れ式」。
「ろくろひきり」という古代の火おこしの道具で神官が火をおこし、薪に火を入れる儀式です。
舞台の縁に並べられた竹燈にも火が灯されると、いよいよ舞台が始まります。

大宮八幡宮の薪能は神様への奉納行事のひとつですが、
地域の人に気軽に能を楽しんでもらうことも目的のひとつ。
初心者でも楽しめるよう、演目にも工夫されているようです。
小鼓、大鼓、笛、地謡(じうたい)の演奏にのせて
演目のクライマックス部分のみを演じる「舞囃子(まいばやし)」に続き、
台詞もわかりやすい「狂言」は、親しみやすいキャラクターが笑いを誘います。
お囃子が入ったり、舞台での動きも多いので、初めてでも面白いですよ。
ここで休憩をはさみ、辺りもすっかり暗くなった頃に真打ち登場です。

ざわざわと風に揺れる木々、
パチッ、パチッという薪の爆ぜる音、
暗闇に時折舞いあがる赤い火の粉、
鼓や笛の澄んだ響きの中、面をつけて舞う姿は人間ではないようにも見えます。

敢えて予備知識を何も入れずに見たのですが、
その幽玄さや美しさは十分に感じることができました。
会場で配られるパンフレットには演目の解説がのっていますので
最初にストーリーを頭に入れて楽しむのもいいと思います。

印象的だったのは、開演前の「それでは、神々といっしょにお楽しみください」というアナウンス。
神様といっしょに楽しむ夜。
薪能の魅力は、こんなところにもあるのかもしれませんね。
掲載日付:2007/05/23
goegoe

沿線ライター
goegoe さんによって書かれた記事です。

記事一覧へ 

スポット情報

店名 大宮八幡宮 (主催:NPO法人 杉並で能楽を楽しむ会 03-3321-5098)
住所 東京都杉並区大宮2-3-1
連絡先 03-3311-0105
定休日 --
営業時間 --
地図を拡大する

この記事へのコメント コメントを書く

コメントを書くには?

この記事へのコメントはありません。
この記事は 148です。

よりみちナビ

よりみちナビとは?

吉祥寺
渡り蟹のトマトクリームスパゲッティ  ~タパスバンビーニ
自称「麺喰い」のさみぃ♀ですが、ランチでパスタ屋さんに寄るのはとても久...
さみぃ♀
【吉祥寺】ランチ
2010/03/15
井の頭公園
井の頭公園を歩く
 京王電鉄には、芦花公園、多磨霊園、百草園、平山城址公園、多摩動物公園...
YUKI兄ぃ
【井の頭公園】公園・散歩
2010/02/21
高井戸
あのカレタナが、ついに「Hanako」デビュー!
早いもので、浜田山に引っ越してから1年半が経とうとしております。 ...
goegoe
【高井戸】グルメ
2010/02/19